「ねぇ、それなら『仮の面(悪の組織)』じゃなかったら、勝っても良いの?」
その発言に思わず、酉は卯の顔を見つめてしまった。
「……変なこと、言った?」
とても不思議そうに彼女は首を傾げる。 絹糸のような髪がさらりと溢れた。
「……
そんなこと聞かれるなんて、思ってもみなかったよ」
今まで生きてきた中で上位に数えられる程かなり大きい衝撃だよ、と卯に笑う。
https://ncode.syosetu.com/n0166fx/
(仮の面はどう足掻いても。)
の短編を寄せ集める予定。
平気で設定のネタバラシをして行くスタイル。
印付きは、恋愛的描写有り。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 19:10:08
86967文字
会話率:41%
皇の民がこの国を変えた。イカルガと改称された《那》の首都に、古き血を継ぐ民は息をひそめて暮らすほかにない。抑圧的な主人に仕えていた千春は、彼の過失を理由として、皇に嫁ぐ娘に引き取られることになる。しかし花園の箱入り娘は、人を飼うにはあまりに
無垢だった。
(社R15、同性間の恋愛的描写有。サイトにも同作品を掲載しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 20:06:59
44167文字
会話率:46%