マブーレ王国の公爵家の紅一点、イトリィーリャ・グロース・ローゼンバーグ…彼女は国では有名であった。その容姿の美しさは清廉にして、可憐。守ってあげたくなる容姿をしていたのだが、その容姿とは裏腹に性格は豪胆であり、不遜であった。体力作りと称して
は、森に入って行き魔獣を刈ってきたり、修行と称して十メートル以上はあろう滝から、飛び降りたりしているのだが、そんな彼女には大きな夢があった。要人の身辺警護をしたいという夢である。その為、王家の近衛隊への入隊を希望して居たのだが、勘違いから隣国の王子と結婚する事となり………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-10 17:44:54
33319文字
会話率:48%