ヒースクリフはモテなかった。
壊滅的なまでに、滅茶苦茶に、凄まじいほどにモテなかった。
たぶん醜男なのが原因だと考えた。
そうして童貞のまま三十歳を迎えたヒースクリフはあるアイデアに至った。
美少女にモテない? だったらどうするよ。
なっ
ちまえばいいじゃん、美少女に。
美少女になれば女湯も入り放題で、学園に行けばお姉様……と美少女達が慕ってくるに違いない!
ヒースクリフはバカだったが、頭は良かったし、能力にも恵まれていた。
それから百と五十年後、ついに研究を完成させたヒースクリフは美少女となった。
これは性別や肉体を超越した存在が欲望のままに美少女を求めて生きる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 13:08:43
33200文字
会話率:31%