臆病な心優しくちょっぴりネガティブ思考なイケメン吸血鬼男性(見た目20代)と、ちょっとした超能力が使える明るく優しく少しサイコな二十一歳の女性が恋愛する話です。
苦くて甘くていびつな、たまに血が飛び散る感じの、純愛系の恋愛小説です。ひょっ
としたら血なまぐさい表現が出てくるかもしれないので、お気をつけ下さい。キレたら怖いけど普段は臆病でオドオドした優しい人間不信な美形吸血鬼男性を書きたくて書きました。
過去作「臆病な化け物は輸血パックよりも君の作るスパゲッティが好き」のリライトです。ほとんど原型を留めてません。※吸血鬼の設定は自己解釈180%の独自な物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 01:28:32
15916文字
会話率:20%
息もつけない恐怖の実家へ里帰り。護衛の男に、絶対バレてはいけない嘘をついたまま。
◇
裏社会で悪名高い貴族・フェルレッティ家に生まれたディーナは、十歳の頃、部下に殺されかけた。一命をとりとめて改悛してからは、田舎でひっそりシスター見習いとし
て生きている。
それなのに、十年後。ディーナが暮らす教会に、わけあってフェルレッティ家に潜入している男、テオドロが現れた。
危ないところを彼に助けられたディーナは、あれよあれよと言う間に実家へ舞い戻ることになる。
「大丈夫、あなたのことは僕が絶対守るから」
そう話すテオドロは、ディーナのことを巻き込まれた善良なシスターとしか思ってない。
――もしバレたら。
「この世で死んでもいい人間なんて、フェルレッティ家の人間くらいだし」
フェルレッティを憎む彼に、たぶん、殺される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 07:51:44
151367文字
会話率:38%