北海道の片田舎、雪解けの風が吹く登園町。
その高校――登園高校に通う2年生の青木彼方は、身長にコンプレックスを抱えながらも、まじめに静かに学校生活を送っていた。
隣の席には、同じ中学からの腐れ縁、
野球部で坊主頭のチャラ男・黒崎雄三。
そ
して、ある春の日、青木の前に転がり込んできたのは――
バスケ部のムードメーカー、天真爛漫なスポーツ女子・朝比奈薫子。
「青木くん、ちっちゃくて、かわいい~!」
「やめろ!薫子!気にしてるんだ....」
「中学から変わらなかったからな」
「雄三も茶化すなよ」
そんな無邪気な一言に、彼方の心は妙にざわつきはじめる。
だが、彼の背後にはもう一人。
物静かで厳格な雰囲気をまとう蛭野裕子。
幼いころから彼方を見つめ続けていた彼女は、時折ふとした瞬間に、思いがけず鋭い言葉を彼に投げかける。
「...そうやって、また誰かに期待するの?」
何気ない日々、教室の窓から見える雪山、部活帰りの夕焼け。
小さな恋の種は、誰にも気づかれないように芽吹き始めていた。
これは、遠くて近い“彼方”の気持ちが、やがて誰かの心に届くまでの――
青春と恋が交差する、ちょっと眩しい日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 07:00:00
960文字
会話率:36%
今回は歌詞風に表現してみました!
誰かに、自分が頑張っていること。我慢していること。
それを理解してもらえると救われますよね。
だけど...理解してもらうだけじゃなくて、きちんと言葉にしないと相手に伝わらないんです。
また自分の幸せを後回し
にしてしまいます。
人によっては、言葉にしても伝わらないこともあります。
失なってから気づく前に。
心に届くまで、何度でも伝えましょう。
”生きていてくれてありがとう”
”大好きだよ”
その言葉が、自分の大切な人たちの明日を救うと信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 21:55:06
255文字
会話率:0%
桜よ。永久に咲け。
そして風に吹かれ、どこまでも飛んで行け。
人の心に届くまで
キーワード:
最終更新:2017-04-07 15:38:25
200文字
会話率:10%