「僕と同じ、虹色の虹彩を持っている女性と出会えたら――やぶさかではありませんね」
フォルトマジア王国の若き魔術師団長があげた結婚相手の条件が、王立学院に通うレイチェル・パーシヴァルを悩ませていた。しかも今年で学院も卒業だから進路のことも
考えなければいけない。彼女は学院に入学した時から学費などの援助をしてくれるアラン・スミシーという男に手紙で日々の出来事や悩み事を打ち明ける。
そんな彼女の手紙と、魔術師団長の結婚の行方。(全十一話完結)
※「カクヨム」にも掲載しています
※以前投稿した二つの短編(検索除外済み)をまとめて少し加筆修正した作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 17:00:00
36494文字
会話率:25%