古代中華を舞台にしたファンタジー小説となります。
史実の時代人物とは一切関係がない中華風の長編物語です。
かつて一柱の神は、一つの国を創り給うた。人々に富を与え、知恵を授けた王は何よりも人を愛したという。やがて王が玉座を降りると天と地は分
けられ、国は人の手に渡った。
慶凰国と名を改めた国は何百年もの長い歴史を経て繁栄していく。しかしながら、あるとき国王の崩御を発端に国の未来に影が差した。
王位争いの果てに国は荒廃の一途を辿る。そんな中、第七公子はこの窮地を救うべく天才と呼ばれた兄を探すため王宮を飛び出した。
いつしか破滅の毒牙が己の首にかかっていることに気付いても、彼は恐れる心を殺し立ち向かう。
全ては、国を守るためだけに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-28 19:38:22
5941文字
会話率:34%