マルリースは妖精とのハーフ。ひょんなことから子爵家に引き取られ、愛情深く育てられた彼女だったが婚約破棄に遭い、行き遅れとなってしまう。そこで平民として王都の片隅に錬金術店を構えるが、店は閑古鳥が鳴くばかり。そんな中、常連客である娼館マダムか
らの何気ない話をきっかけに、夜のおともグッズを開発することに。
一方、彼女を幼い頃から慕う弟であり剣聖のリオネル。彼女に「弟にしか見えない」と振られた過去があるものの、再起し彼女との婚約を目指す。しかし恋愛に疎いマルリースは、ある日、妖精として成人を迎えたことで――弟リオネルが、自分の運命のツガイだと気づく――。
☆残酷な表現が含まれていますので、ご注意ください。
☆第一話は明るい雰囲気に見えますが、この作品は全体的にシリアスな展開となります。
☆この作品は、私が独自に設定したファンタジー世界を舞台としています。そのため、世間一般のファンタジー設定とは異なる場合がありますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:51:06
252047文字
会話率:40%