異世界、魔法、ファンタジーのような非現実的なものに憧れを抱く、どこにでもいるような青年。彼は異世界転生を夢見ながらも、危険やファンタジーとは程遠い、安心安全で平凡な大学生活を送っていた。しかし何気ない休日、彼は突然謎の光に包まれ、見
知らぬ大地に座り込んでいた。
茫然自失の彼の目の前に現れたのは、重そうな鎧を着ている赤髪の騎士。
これは異世界転生ではなく、異世界転移だ!!
異世界…つまり魔法が存在する世界に来れた事に喜びを感じた青年だったが、どうやら自分は英雄になる器でもなく、魔法の天才というわけでもなく、位の高い人でもなく、ごく普通の「異界人」に過ぎないようだ。
「異界人」の特徴は、耐久力が低くて、真っ白な髪と特殊な潜在能力を持っている事らしい。自分の潜在能力が『致命回避』という死ににくいだけのものだと知り、今後を心配するが……?
異世界に来た事で、平凡だった青年の人生は大きく狂い出す——。
※題名は(仮)です。
※試行錯誤の為に書き方毎回変わっております…申し訳ございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-08 21:50:29
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会話率:38%