ある事故で子供を救い
その為25歳の若さで世を去った雅(みやび)。
魂のまま意識が目覚めた彼女は
幾多の異世界を渡る仙人なる者と出逢い
平行する異世界に転生せねば
今の世界が彼女を消去するだろうと告げられた。
どうしてもやらなければなら
ない事があった雅は
仙人の力を借りて望みを叶え
彼の助言に従い 今の世界を去る決意をする。
仙人が導くままに
見知らぬ異世界で生を受ける彼女。
彼女を待ち受ける世界は果たして…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 00:00:00
1393754文字
会話率:21%
西暦七五五年、唐の時代、玄宗皇帝は安禄山の反乱から逃れる途中、現世と平行して歴史を刻むもう一つの世界を垣間見た。
そこには巨大大陸基慈(きじ)が存在し、その大陸は、志芭(しば)という王朝によって統治されていた。
志芭王朝は二百余年続
いてきたが、政治をかえりみない歴代の皇帝たちによって、王朝は腐敗の一途を辿り、そのため、世は麻の如く乱れ、王朝は野盗の頭目となっていた魏嵐(ぎらん)に簒奪されてしまう。
魏嵐が皇帝の座について十年あまりの歳月が流れたとき、志芭の国より遥か西にある辺境の地、青弧(せいこ)から一人の若者が東を目指し歩き始めた。
彼の名は紫羅義(しらぎ)、持って生まれた人を惹き付ける力と、その信条、信念により志を持った者たちが彼の元に集い、彼は悪帝魏嵐を倒すべく志芭の都である朱浬(しゅり)を目指し、仲間の力を借り、幾多の不利な戦いを乗り越え、ついに魏嵐を倒し皇帝の座につく。
月日は流れ、西の地で強大な魔が目覚めたとき、朱浬の都から紫羅義を名乗る若者が仲間とともに旅立ち、吸血魔が率いる反乱軍と若者たちの新たな戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-28 22:09:43
351739文字
会話率:37%