地軸が転倒した大災害から半世紀。
災害後生まれの「ぼく」は、病人を救うために山の上に住む仙人から薬をもらってくるようにと言いつかり、お使いをすることになった。
……仙人なんて、実在するの? このひっくり返った地球に?
2010年に同人誌と
して発行した『殺人ビーンズへの反撃』に収録されていた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 00:00:00
8083文字
会話率:52%
SFの典型といえば「今日も合成肉かあ、たまには天然物の肉が食べたいなあ」なんていう食卓。……ところが、現実には天然肉しか食べられない。合成肉は高いのだ。
「おれ」はそんな境遇が嫌で、合成肉を食いたいと思っている。文明人たるもの、いいかげん生
き物から肉を剥ぎ取るなんて蛮行からは卒業しなきゃ。とはいえおれは実家で親のすねをかじっているただのゲーマーだ。特技は射的くらいのもの。
ゲーム仲間の「ジョニー」にそんな話をしたら、割のいいバイトがあると誘われたんだけど……。
2012年に同人誌として発行した『鋼の国の火星兵《マルス》』に収録されていた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 00:00:00
19062文字
会話率:30%