幼い頃、同居していた祖母から言われたことがあった。
もしも嫌なことがあったなら、電話の下の棚から髪飾りを取り出して持っていって、近所の神社の鳥居を両足でくぐりなさい――。
◆
十七歳になった真琴は、ある日母に理不尽に当たり散らされたこ
とで家出した。
彼女が向かったのは神社。
その鳥居をくぐると――?
著作者:四季 無断転載は固く禁じます。
全23話(分割あり)、2020.5.20~2020.7.24執筆
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 20:12:54
56047文字
会話率:46%