流浪の民のリリーはキャラバン隊として大陸を移動しながら、父親や楽隊の奏でるジプシー音楽で唄い踊る。芸術の都と言われているサバティーヌ王国の広場で唄を披露していたある日、宰相の息子と思われる差別意識の高い少年に見初められ、無理矢理拐われそうに
なる。助けに入った父親も護衛騎士に切られ、馬車に投げ込まれたリリーを救ったのは、数百年ぶりに現れた聖女で王太子妃のネメシスだった。その後、ネメシスの手の者に看病され生き長らえたリリーは《パラディ》というサバティーヌ王国一のショーパブで端役の踊り子として働くことになる。数年後、あの時のイヤな宰相の息子とその家門に意趣返しをする機会を持つ。
*異世界の話です。ご都合主義です。差別的な見解はありません。ジプシー音楽と言われるモノを耳にして、描写しましたが、純然たるジプシー音楽とは違うかもしれません。架空の話としてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 12:27:56
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会話率:30%