いっくん様個人主催の非公式小説賞、第一回いっくん大賞でシナリオ部門に入選しました!
※受験勉強に専念するため、一年ほど連載をストップします。もしかしたら、年に数回の更新はあるかもしれません。
少し、存在意義について語りたいと思う。目の
前の男は、唐突にそう言った。今からはるかに遠い、あるいはとても近い未来の物語。
地震、異常気象、植生異常······。未曾有の大災害によって、人類の栄華は崩れ去った。そんな荒廃した未来で、孤独に生きる人造人間の少年。ある時少年は、死にかけの少女と出会った。少年の赤い目を妙に恐れる少女。少女は、世界を牛耳る巨大組織『研究所』に追われているのだった。
研究所によって、親も、人間の尊厳さえも失った少女。その悲哀を自分と重ねた少年は、少女を守りたいと切に願った。その想いは、存在意義を失うと消滅してしまう『存在意義の呪い』を引き起こしてしまい······。
呪いによって手に入れた不思議な力で逃亡を続ける二人。彼らは、幸せの意味を知ることができるのか。
これは、ハッピーエンドが約束された物語。少女を守り続けた少年と、少年を信じ続けた少女の物語。今では誰もが憧れる二人の、ささやかな昔話。
あなたも、存在意義について語ってみませんか?
※感想、ブックマーク、レビュー、待ってます!
現在一章完結、連載休止中。二章で完結予定。二章では舞台はニホンを飛び出し世界へ。想像をはるかに超える壮大さを約束します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 16:03:15
154266文字
会話率:40%