天文十二年(1543年)、種子島に鉄砲ではなく、巨人型兵器が伝来する。
巨人型兵器は、木製の骨格、金属の関節、そして、織物の筋肉でできていた。
巨人の大きさは織物一巻きで決まる。
織物一巻きの長さは、50ヤール。
これは、欧州の国際貿易で
使用される標準的な長さ。
その一巻きから、胴体部分で約半分を使い、残りを四分割して両手足部分に使用する。
よって、巨人の大きさは概ね同じ大きさとなる。
巨人の高さは、6ヤール。
約三間。
5.4メートルだ。
人間を縦横高さに約三倍した大きさを想像したら良い。
もちろん、人が乗って動かす。
そんな巨人型兵器が、日の本の国に伝来した話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 19:00:00
72973文字
会話率:34%
乾燥した砂漠を走る砂上船、タルナーダ号。
乗組員は、
機械に組込まれた人工頭脳に知能をコピーした、船長。
クリーガーと呼ばれる巨人型兵器を操る男、浩一郎。
ナノ・マシーンを体内に仕込まれた女、亜矢子。
八歳の少女、那柚。
安住
の地を求め放浪するタルナーダ号が出会う人々と事件の数々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-04 00:35:15
9124文字
会話率:28%