極東軍事裁判で死刑判決となり、刑場の露と消えた東條英機はいかなる人物だったのでしょうか。極東軍事裁判は、東條英機を世界制覇の共同謀議を企んだ陰謀家と断定しました。そして、それが戦後の世評ともなっています。
しかしながら、パール判事は東條
を含む全被告を無罪とする判決文を書きました。極東軍事裁判には正反対の判断が存在したのです。真実はどこにあるのでしょう。
東條英機の真実に迫るためには、近親者の証言を聞くのがよいのかも知れません。幸い、東條英機の甥にあたる山田玉哉が文章を書き残しています。その山田の目に映った伯父の姿は、陰謀家とは似ても似つかぬ真面目人間で、軍人勅諭が服を着て歩いているような男でした。親類として東條英機を間近に感じ、親しく接した山田玉哉の視点から東條英機の実像を見直します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-08 09:42:10
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