ゆったりとしたカーブを描くレールを走る単線は駅へと速度を落とす。
白樺並木の合間にチラリとのぞく大きなランプがたたえる月のような灯。
届かなかった思いを抱えてさまよい、たどり着いたのは……。
日常に起こる様々な出来事の中、一人、考える時間
をくれる、町の小さな喫茶店。
ほんの少しの不思議と奇跡、人の思いが交差する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 06:00:00
97529文字
会話率:34%
不器用な男と女の恋物語
広い肩幅に無駄な筋肉ひとつない美丈夫のバクルー王は、国の為なら、その容姿さえ利用する王であったが…利用した女が、命をかけて自分を守った事で、すべてが変わった。
左腕を失い、そしてその心は…まだ血を流していた。そんな
折、男性のように肩口に髪を揃え、ズボンを穿いた義手職人が、バクルー国に亡命を願い出る。だが、義手職人には過去に…バクルー王との因縁が…
~その腕で抱きしめてを改稿した作品ですが、設定が変わっておりますので、内容も変わっております。~
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-06 17:25:42
102808文字
会話率:29%