幼き日、勇者に救われた少年はその姿にあこがれ勇者を目指す。
理不尽に負けない力と意志。他者を慈しみ守ろうとする高潔な精神。
そんな理想の勇者像を目指し、鍛えぬいた少年は今、
――魔王になっていた。
「って、なんでだぁー!
」
強さを身に着けるべく魔族と戦いに明け暮れた結果、倒した魔族からは敬意を抱かれ。
虐げられた魔族を保護すれば、その魔族は今や勝手に魔王の側近を名乗る。
圧政を敷き、弱者を虐げ玩具にする悪徳貴族をしばけば、指名手配され今じゃ史上最悪の極悪人扱い。
誰よりも強く、良識に満ちている筈の少年は、しかしやることなすこと空回りするばかり。
はたして彼は理想の勇者になれるのか。
注意
・プロットも落ちも考えず、思い付きで書きたくなった見切り発車の作品です。
・作者は昔、別の作品を書いたものの駄文過ぎてエタってます。(書き直したいとは思うが筆が進まない)
・設定の矛盾とかあったら指摘して頂きたいですが、豆腐メンタルなのでお手柔らかに(我儘)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-11 10:00:00
46167文字
会話率:41%