少しだけオカルトが混じった話。設定も何も適当なので、余り気にしないでください。
最終更新:2020-02-18 08:00:28
2788文字
会話率:31%
世界に嘘が満ち溢れていると気づいたのは、それを実感したのは東京の高校に転校してからだった。
祖父が住む東北の田舎に置き去りにされたときも、その後、何食わぬ顔で様子をうかがいに来たときも、俺はあの人を、母親の言葉を信じ続けていた。いや、信
じようとしたのほうが正しいかもしれない。
信じて、裏切られて、また信じて。
そんなことを繰り返した末の転校。
だから俺は、まゆの言葉を素直に信じることが出来なかった。
『必要とされたから。だから私はいま、ここにいる』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-15 23:52:47
92078文字
会話率:60%