罪を裁く。それが検事の仕事だ。
蒼木瞬は、東京地検に所属する検察官。
彼はこれまで、数多の凶悪犯罪に立ち向かいながら、「死刑ではなく生かして罰する」という正義を信じてきた。
だがある日、彼のもとに“天使”が現れる。
渡されたのは一冊の黒いノ
ート。
――このノートに名前を書かれた者は、どんな理由でも死ぬことができなくなる。
正義の名の下に、生を押しつけるという“罰”。
神の領域に踏み込んだ男の物語が、いま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 21:42:15
8728文字
会話率:26%