とある大手企業の営業マンとして務めるサラリーマン『加賀 貴仁(かが たかひと)』36歳。嫁や子供はいないが、それなりに充実した人生を送っていた。ところがふと気づくと、何故かオフィス街を歩いていたはずが何もないだだっ広い草原のど真ん中にいた
。
服装も着ていたスーツから黒を基調としたものに変わり、そして男なら見ていて思わず惚れ惚れしてしまうような巨大な銀の鎌を背負っている。
何が何だか全く分からないが、そのまま突っ立っていたら野垂れ死ぬのは確定。生きるために、当てはなくとも歩き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 22:00:00
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会話率:30%