人類の文明が崩壊した後の世界。
大樹と呼ばれる不可思議な樹木に覆い尽くされた『大和』では、人間・言葉を話す獣・精霊が大樹の定めた『理』の元、共存して暮らしていた。
しかし人間の中には、獣や精霊に危害を加える者がいる。理を乱す人間を狩る
『人狩り』と呼ばれる狩人によって大和の秩序は、保たれていた。
数十年に一度精霊の力で真冬に実り、純金よりも価値があるとされる遅れ米は、実る時その土地の人間を一人だけ精霊に変えてしまう。
遅れ米に頼って生きる村の少女である『紬』は、精霊となってしまった。精霊となった人間は精霊成りと呼ばれ、自然の均衡を崩す存在だと言い伝えられている。
自然の均衡を守るため、精霊成りは人狩りと共に安寿の地へ向かう旅をしなければならない。それが理だった。
紬は凄腕の人狩りの男『ヒスイ』と旅に出る。安住の地を目指す旅路の中で紬は、ヒスイとの絆を育くみながら不可思議で理不尽な世界の理を学んでいく。
やがて深い絆で結ばれる紬とヒスイだったが、旅の終わりが近づいた頃、二人はある選択を迫られる事となる――。
※このお話はカクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 02:05:02
107087文字
会話率:43%
【KADOKAWA様より書籍化のため新章スタート】
両親を亡くしたソニアは、母の妹夫婦に引き取られた。
けれどそこに待っていたのは激しい虐待と監禁生活だった。
そんな監禁生活が何年も続いたある日。神官達が聖女を探しにくると城からの通
達がある。
姉夫婦の子を引き取るのと引き換えに姉夫婦の財産を引き継いだ妹夫婦は、ソニアを虐待していたことが神官達に知られるのを恐れた。
そして夫婦が出した結論は――少女ソニアを魔物の徘徊する森の中に捨てる事だった。
こうして物語は動きだす。
これは
虐待されていた少女が聖女となり――無自覚に容赦なく過剰ザマァをし。
虐待していた側は聖女でないのに聖女と間違われれどんどん墓穴を掘り自滅してく物語。
※主人公は天然で明るい性格ですが監禁生活で外の世界がわからずちょっとおかしいです
※やられてる事もやってる事もかなりダークなので注意してください。
※悪役は無慈悲なほどザクザク殺されます。
※自分や好きな人に危害を加える者に対して、人権という言葉が主人公の中に存在していません。
※主人公がヒーロー大好き系溺愛
※2章スタートにあたり1章も修正しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 13:04:20
176680文字
会話率:18%
今や日本では、マギと呼ばれる人工生命体が当たり前の存在として認知されている。
彼らは人間と手を取り合い、豊かな心を育める隣人として、第二の新人類となるはずだった。
だが、人は制作過程で手を加え、とある機能を入れた。それは人間の命令に絶
対従わなければならない、パートナーシップと呼ばれる機能。
結果、人はマギを奴隷のように扱うようになった。心ある感情は抑制され、人の言いなりになり続けるマギ。彼らはやがて暴走し、人に直接危害を加える者が出始めた。それにより結成される戦闘組織オリオン。マギの扱いを改めない日本人。
そんな中、一人の青年と一人のマギが立ち上がる。
選択するは正義か悪か。希望の反逆が今始まる。
その先にある未来を信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 19:57:49
45857文字
会話率:44%
この世界には人間、動物、そして、「妖」と呼ばれる種族がいる。人間と関わりを持ち、共に生きていく運命の者たち。しかし、そんな彼らの中にも、人に危害を加える者がいる。それ故、この世界にはそんな妖を取り締まる「妖狩」と呼ばれる人間がいた―――――
―。
ファンタジーな世界の中で繰り広げられる、九割コメディーとちょっぴりのシリアス、そしてほんのちょっと恋愛な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-04 23:00:00
8702文字
会話率:24%
変わり映えしない世界。その中で変わってしまった者たち、変わろうとしない者、変われない者、心が清い者、心が濁った者。
そんな奴らが集まって何が起きるのか?
人を助ける事を大切にするか? 助けられる事を大切にするか?
主人公とは、何なのか?
脇
役とは、何なのか?
誰が誰を救うのか、誰が誰に救われるのか?
そして物語はバランスが崩れる事によって始まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-27 11:27:41
15974文字
会話率:63%