とある出版社の、何でもない日常。
『定時大好き人間』の都美沙子は、いわゆる社会不適合者。
そんな彼女を気にかけてくれる人などいないわけで。
「いやいや。居るから。俺の存在、完全否定ですか」
「知り合って数時間のくせに凄い自信ですね。流石、営
業部期待のルーキーは違います。…都合いいですね」
「知り合って数時間の相手にそこまでの毒を吐けるお前も流石だわ」
「お前じゃないです。都ちゃんです」
「はいはい。都さん」
「………………」
「…うん。都ちゃん」
こんなふざけた2人の話、ちょっとだけ覗いてみませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-09 00:49:35
6334文字
会話率:49%