地球人類が「跳躍」により恒星間を一瞬で移動できるようになり、十二個の植民星系を手に入れてから百五十年。
高校を卒業して、航宙自衛隊宇宙護衛艦「しなの」の乗組員となったノリオ・大原は急にモテるようになった。
しかし、それは「跳躍」の秘密に
関わることであったのだった。
一話、1000文字ぐらいの予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 00:00:00
109007文字
会話率:44%
<シンギュラリティの発生後、妖精や妖怪の実在がバレてしまった世界!?>
21世紀前半にシンギュラリティを迎えてから一世紀余りが過ぎ、人類文明に本格的な宇宙時代が到来して、太陽系中に人々が移り住んでいた。
しかし同時に、昔は妖怪や精霊や妖
精などと呼ばれていた存在が科学の発展と共に消えゆくどころか、現在では「スプライト」と総称されて公的にその実在が証明されていた。
しかも彼らは宇宙植民地などにまでその棲息域を広げながら、人類と共存していた。
木星の植民地で暮らしている主人公の少年は、ある時にひょんな事から隕石に憑いた不思議なスプライトと出会う。
そのスプライトには奇妙な謎があった。主人公はそのスプライトの要望で彼の仲間を探していくうちに、やがてこの太陽系中に広がった人類の宇宙文明についての秘密と陰謀を知りはじめる。
スプライトと人類が迎える運命とは何か? そして少年はその運命に逆らい、何を決断するのか?
※第12回ハヤカワSFコンテスト・一次選考通過作品(一部加筆改修)
※カクヨムにも同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:43:09
101687文字
会話率:52%
パラレルワールドの太陽系。いつの間にか3国に分裂してしまった日本国。
3国の名はそれぞれ、ヤマタイ帝国、ニッポン国、フリーラス王国。
ヤマタイ帝国は、大統領制を採用し、強力なリーダーの元、地球を拠点に宇宙植民地政策を急激に推し進める。
ニッ
ポン国は、他国との貿易を最小限に抑え、地球に留まり自給自足の小さな福祉国家を目指す。
フリーラス王国は、地球から遠く離れた火星共栄圏にスペースコロニーを居住区とする国家としてヤマタイ帝国から独立し、王の指示により科学技術を発展させ、宇宙という過酷な環境の中で人類の進化成長を目指す。
これは、遠い未来、思想の異なる日本語を母国とする三国の盛衰の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-19 22:00:00
38870文字
会話率:74%
日本が大陸からの侵略により、九州圏における防衛権を放棄せざるを得ない状況となった。
オリンピックイヤーとの兼ね合いで休戦状態となったが、日本政府は、直ちに事態を打開するために、CSA(アメリカ連合)の協力の元、新型の機動兵器の開発を行う。そ
の開発を担ったナナイ工業は、量産を前提とした機体の試作機をロールアウトさせた。それに対し、他の企業が一社独占では不公平であると訴え、コンペティションが開始されることが決定する。
物語は、開発が完了した機体と他企業が開発した機体とのコンペティション直前から始まる。
主人公たちは、普通の高校生。女子が夏休み中は吹奏楽部の合宿、練習のため、遊ぶことができなくなるため、夏休み前に遊びに出かけたところ、コンペティション会場となる場所に踏み入れてしまう。一方、ナナイ工業のスタッフは、テストパイロットとして宇宙植民地より降下させた3人が、食中毒により動けなくなることが判明する。そんなときに、高校生の侵入がわかり、現場は混乱する。
拘束した4人のうち、3名が宇宙のいずれかの場所での出生だと判明する。パイロット特性があると判断したスタッフは、半ば泣き落としという形で出撃をお願いする。
数時間というシミュレーションだけで出撃した彼らは、機体が持つ能力と自信らが持つ適性により、コンペティションを勝ち抜く。
コンペティションが終わったが、軍の機密を知ってしまった彼らは、機密を守るために拘束されるか、テストパイロットとしてナナイ工業に協力するかの選択を迫られる。
そして、彼らは、ナナイ工業のテストパイロット、および、日本軍特別試験部隊として日本軍に協力することを選んだのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-27 11:18:39
14758文字
会話率:45%