カルス大陸を治め、神龍を崇めていた国エルシェント神龍皇国が崩壊し、四人の侯爵によって大陸に四つの国が生まれた。だがエルシェント神龍皇国のあった大陸中央部四国は手を出さず聖域として手を出さなかった。なぜならその場所には龍族が暮らしいたからだっ
た。だがそれから百年が過ぎたころ四か国王は聖域を己の領土にしようと龍族に戦争を仕掛けた。数で劣る龍族は己の故郷を捨て、カルス大陸の北にある小さな大陸、ウロボロスに移り住んだ。
龍族が去った後四か国は再び聖域を得ようと戦争を始めた。そしてその戦争の中で人は【魔術】を生み出した。
だがやがて四か国は戦争をやめ、龍族たちの聖域に学院を立てる事にした。
そしてそれから更に年月が過ぎ、学院はやがて四か国の緩衝としての役割を持ち、そして魔術師を育てる学院が三百年の区切りを迎える時、主人公がその学院に母親の伝手で入学した。
その主人公にはある秘密があった。それは…転生者だという事。そしてもう一つの秘密があった。
この物語はヴァルプルギス学院に地球から転生した主人公が学院に入学し、学院で四か国で色々な人と出会い、成長、また学院に隠された秘密を暴き、己が生まれてきた意味を探す物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-09 00:00:00
5380文字
会話率:17%