両親の海外出張で日本に残された主人公こと音峰煇(おとみね あきら)は、一年間だけ田舎にいる親戚の所に預けられた。
彼が転入した七葉(ひちば)高校では、「真夜中の0時に本で自分の顔を見つめると別の人間のことが書かれている」という「レエジ
ブック」の噂が流れていた。この噂は実際に起こりつつあった怪異の一端であり、レエジブックの噂を確かめようとした煇(あきら)達は本の中の異世界の存在を知ることになる。 同時期に町で発生していた連続して起きている事件とには関連があると睨んだ主人公たちは、異空間を探る中で「言霊(コトダマ)」と呼ばれる化け物に襲われ、日常の裏にある世界の闇を垣間見ることになる。
怪異に触れることで、自らの心で出来た武器と言葉を魔法の如く使えることが出来る「言心器(コトブキ)能力」を発現させた彼らは、警察に話しても信じてもらえないという考えから、秘密を共有する仲間と共に、事件や異世界に隠された真実を追うことになる。主人公は表向きはごく普通の高校生として、学業や部活やアルバイトに励み、多くの人々と交流を築く一方で、放課後には仲間と共に言霊(コトダマ)が徘徊する異空間で戦い、事件に巻き込まれた人々を助け、事件の解決のために奔走する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-08 15:52:40
12803文字
会話率:48%