超過密人口時代になった未来。
世界では人口数増加の弊害として人の感情が一定の限度を越えると身体から離れまるで幽霊のように半透明の姿で現れ暴れる被害事件が続発していた。
国はこの問題を解決しようと新たに「人事部臨床対策科」という部署を設立する
。しかし公務員不足という現実問題を前に政府はその科に対してのみ「政府特待勤労学生法案」という法律をつくりだした。
内容は仕事をこなせる体力と知識がある学生を一時的に職員として採用するという、つまり、国家に関わる問題解決にバイト募集をかけたのだ。
これは数多くあるなかのとある対策支部に勤務する学生達の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-01 14:19:10
16400文字
会話率:42%