"村へ行くなら地下迷路をどうぞ"のスピンオフ作品第一弾!
サブキャラクターであるリット・メーヴェの過去を描く作品になります。
舞台は本編の4年前、リットがダリエ学園の高等部に進学するところから始まります。
※2章1話〜4
8話護衛少年の秘密までを読んでからをオススメしますが、こちらから読んでもらっても楽しめるようには配慮しています。
リット・メーヴェは、大国リズニアの"御三家"と呼ばれる上級貴族の本家次男である。歳は15、容姿端麗、成績優秀、剣術に関しては同世代で右に出る者はいないと言われるほどの実力者。そんな彼はつまらない日常を送っていた。フォルカー・シュヴァンを含む友人とは広く浅くの関係を貫き通し、恋愛にも特に興味はなかった。そんな彼の唯一の悩みは"何にも執着できない"ことだった。それは物や人を含むすべてのことに対してだった。何をやっても特別な努力をせずとも人並み以上にできてしまう。そしてさらなる高みを目指そうという欲もなかった。その悩みは到底周りに理解されなかった。相談したところで"高貴な方の嫌味"としか受け取られないのだから。
そんな彼は高等部に進学することとなった。そこで出会った新任の学校医。その存在が彼のつまらない日常を大きく変えていくのであった。
彼がいかにして白衣の天使ロイスにハマってしまったのかがわかる作品になっています。
BL要素は多めですが、作者はあまり詳しくないですので、そこは大目に見てもらえると助かります。
リットとロイス、時々フォルカーのダリエ学園ライフをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 20:00:00
274191文字
会話率:43%
全寮制の私立金剛智高等学校に通う二年生の山田追一(やまだ・おういち)は、授業をサボってばかりいる逃げ足だけは速い劣等生。夏休み明け初日、何故か日本刀を持った少女・暁月見姫(あかつき・みるき)が謎の集団に絡まれているのを偶然助けたことで、追
一はどういう訳か自分とは別人の声が己の頭の中にだけ聞こえるという不可解な現象に悩まされることになる。一方の見姫もその日本刀が手から離れなくなり、しかも自分の意思とは関係なく追一だけに斬りかかるという困った症状を抱えていた。
学校医の寺島京子、追一の幼馴染みで憑き物祓いもできる追儺士・狩魔(かるま)サナギ、日本での〈霊子〉の異常発生を調査にやって来た転校生アルティア・ハイデルマンの協力の下、村雨と呼ばれるその刀の暴走を止めるべく、国内のどこかにあるという禍座(まがくら)なる場所を探索することになるのだが……。
追一に貼られた謎のレッテル〈逐電士〉とは?
世界に大いなる変動をもたらす〈世界震駭者(ワールド・シェイカー)〉とは何者なのか?
そして幻聴と剣難に悩まされる追一に、安息の日はやって来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 21:23:03
129275文字
会話率:47%
男しかなれない治療師。どうしても治療師になりたかったシルダリアは性別を偽り王立魔術学校医術科を首席卒業したのに王宮治療師筆頭である父親に治療師になる事を阻まれてしまった。そんな時初恋の相手オルガがいる辺境警備隊より治療師赴任要請があった。こ
れはチャンスかも。指令書を偽造してオルガの居るリド砦にやって来た。なのになにも進展の無いまま2年も経ってしまった。
ファンタジー系恋愛もの目指して頑張ります。
下書き無しのいきあたり投稿なので多々修正発生します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-22 00:00:00
33879文字
会話率:41%