都会育ちの高校生の少年「霧海統司」は自身の療養の為に、父親が幼い頃に世話になった田舎、山の真っ只中に位置する「神魅町」に引っ越すこととなる。
霧海統司の療養とは、幼少期からたまに"黒い人影のようなもの"が見える事と、時
折とても悲しい気分になる"記憶に残らぬ夢"を見る事の治療であった。
やがて霧海統司は、町にただ一つの巨大な高校「魁魅高等学校」に転入する、しかしそこで"ある事実"を説明される。
それは神魅町の人間は全て、鬼と人間の間の種族「鬼人」であること、そして彼等、特に未成年の子供は稀に暴走することがあり、それを静める活動を目的とした部活「鬼焚部」があると…。
ただの人間である霧海統司はこの状況にどう対処し、日々を過ごしていくのか…
これは、そんな少年の人生の転機となった一年程度の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-15 18:57:00
311480文字
会話率:36%