大学受験終了を目前に控えていた私、九条桜子は、最後の追い込みをしていたところ急に森に飛ばされた。
一応、助けて貰えたようではあるが、話を聞くと私はどうやら学園を卒業するまでの2年間は家に帰れないんだそうで。
え、なに、私が年に1人現れる
か現れないかの覚醒型の術使い??いや何ですかその微妙な出現率は。
どうやら異世界移転とか、そういう類のものでは無いようだけれど、何となくこの学園にデジャブを感じるのは気のせいだろうか…?
ちょっと現実主義の少女が、様々な出会いを通じて成長する和風青春ファンタジー!
運命で決められた、悪役の彼を救ってハッピーエンドにゴールインすることは果たしてできるのか?
一応ジャンルとしては現実世界としておりますが、主人公はそれまでの友好関係を生かせないような立場から物語はスタートしており、人知を超えた能力を使うことになるので、私の心持ちとしてはほぼ異世界移転の物語として書かせて頂いています。ただ、世界線は主人公が元々生きていた世界と同じなので、学園を卒業すれば家族には確実に会えるし、学園の中で知り合った人との連絡も取れるので、どちらで生きるか、と言った悩みを主人公が持つことはありません。
R15は保険です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 19:27:38
10978文字
会話率:36%