「姫君を我が妻に娶りたいのです」
勇者は姫との婚約を取り付け、名声のために魔王城へと向かった。準備を整えて奔走するが、勇者は魔王の力を見誤っていた。勇者は見た。魔王が死者さえ蘇らせるのを。
果たして、勇者は姫を救えるのか――
この作品
は、「カクヨム」「アルファポリス」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 18:00:00
63585文字
会話率:24%
湿気が支配していた6月から猛暑が支配する7月。
夜となっても誰もがハンカチか日傘を片手に歩く中を一人の娘が歩いていた。
茶色の髪に白い肌と黒より若干だが色の薄い紺色の瞳をした娘・・・織姫夜姫。
都内の公立大学に通う2年生で劇団員でもあ
る。
そんな彼女はある日、夢を見た。
三国志の時代に行き、英雄たちから求婚されるという夢。
そして自分が戦闘をしている夢だった。
幼い頃からそんな夢は両手で数え切れないほど見て来たが、今回はハッキリと風景などが見えた。
ただの夢だと思っていたが、英雄達に求婚される所は女として憧れる所であった。
そして翌日、彼女は次の劇で着る着物などを一人、徹夜で仕立て上げた。
それを着て着心地などを確かめると・・・・光に包まれた。
『ついに見つけました・・・我らが姫君』
誰かの声と共に夜姫は意識を失った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-19 21:54:24
579870文字
会話率:33%
フェルム大陸で唯一人、濁り無き言の葉『アルテア』を用いて様々な現象を起こす事の出来る、『アルテアの巫女』エン・レイ。
セァクの王姉として生きて来た彼女のもとに、隣国イシャナの王との政略結婚の話が訪れる。
しかしイシャナに向かう途上、婚礼の一
団は異形の怪物破獣(カイダ)に襲われ壊滅。生き残ったエン・レイを救ったのは、『黒の死神』の異名を持つ、イシャナの英雄インシオンであった。
彼が率いる遊撃隊の面々と共に引き続きイシャナ王都へ向かうエン・レイであったが、彼女を排する事で、緊張下にあるセァクとイシャナの均衡を崩そうと狙う何者かが襲撃を仕掛けて来て、旅路は困難なものとなる。
本編第一部『アルテアの魔女と黒の死神』、第二部『アルテアの魔女と南海の王』、第三部『アルテアの魔女と未来の彼方の子供達』、後日談『移りゆく季節』、インシオンを育てた男のスピンオフ物語『紅の鬼神』、次世代の物語第一部『死神の継承者と西方からの訪問者』、最終第二部『死神の継承者とアルテアの魔女』、全150話完結済です。
個人サイト『七月の樹懶』でも同作品を掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-22 09:33:20
468381文字
会話率:39%