大阪の片田舎にある古びた小学校にて、二宮金次郎像はいつもと変わらない日常を過ごしていた。
「令和」という時代が訪れるまでは…
不意に解き放たれた疑問の数々
…僕は二宮金次郎像、でも二宮金次郎って誰?
…時代の移り変わりに伴い、伝統ある妖怪
達は現在どんな生活をしているのだろうか?
そんな疑念に押し潰されそうになった二宮金次郎像に向けられた救いの手とぶっきらぼうな一言
「めちゃめちゃ典型的な恰好で悩んでるやん自分」
お節介で姉御肌、でもどこか憎めないトイレの花子さんが二宮金次郎像の自分探しの手伝いを強引に買って出る。
不思議な縁が二人を引き合わせ、物語は巡り巡って、一つの大きな野望へと変化を遂げる。
〜和風ホラーを題材とした心温まるコメディ小説〜
カクヨムで同タイトル同時執筆中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-05 05:19:15
42351文字
会話率:33%