平成の世、一人の歴史好きの女の子が、身勝手な親に振り回され、友達も出来ず、誰にも相談できずに勢い余って、自ら命を絶つ。
そんな彼女が見たものは・・・
「やっぱ、地獄か」
「んっ?我が体よりいでし、わが娘よ。ここは地獄などではないぞ」
「でか
っ・・・誰よあんた」
「儂か?名は顕仁・・・崇徳と言った方が分かり易いか?」
こうして始まる、市公記に記されなかった話。
晩年の市と曾孫小市との出会い・・・歴史に刻まれる事の無い物語が始まる。
お市の天下漫遊記から月日が流れた時代背景です。
見てなくても分かるようにはしたいかな・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-11 21:50:04
62057文字
会話率:61%