どうか愛してほしい。たとえ私が何者であろうとも。
落ちぶれた名家・八雲家の娘、紫乃。
ある日突然、紫乃は妖である烏間朔の花嫁となる。
冷たい態度の朔と、なれない妖家のしきたりに紫乃は困惑する。
だが次第に2人は心を通わせていき、そして
紫乃は自身の血の秘密を知ることになる。
これは妖の花嫁となった娘と、そんな娘に恋をした妖の、2人の物語。
※こちらカクヨムにも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 22:37:18
323270文字
会話率:48%
姉妹格差。
私は、軽い格差を受けている。
この世には妖がいて裏で世界を牛耳っている。
時々人間を花嫁として迎える。
妹をその花嫁にするために家族一丸頑張っている。
その犠牲に私はなっている。
ほんのちょっぴり、不幸だけども、五体満足だし格差
を受けている方では幸せではないかと思っている。
それでも、我慢してずっといるのはおかしいのではないかと自分なりにできることをやっていこうと我慢して生きてきた。
これも全ては自分の将来のため。
穏便に家を出るために、我慢してきた。
その努力が叶って旅立てることになったその日に事件が起きた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 15:04:38
11982文字
会話率:8%
『神力』の低い落ちこぼれ。
それが双子の妹【水無月 雪音(みなづき ゆきね)】についたあだ名。
日本で『神子』の一族、その総本家に双子が生まれた。
水無月 和音(かずね)と雪音。一族には言い伝えがある。
『双子は神子は神力が強い』
一族は
双子の誕生を喜んだ。
そして、神力が強ければ強いほど、より強い妖とも結ばれるともいわれていたからだ。
5歳までは二人に力の差はなかった。
だが、大きく差が現れたのは5歳の時。
姉の和音が式神の儀で人型を呼ぶことに成功。意思をしっかり持つ式神を召喚できるのは神力が強いということ。
一方、妹の雪音はかわいらしい猫を召喚。
ここで明らかとなってしまった。
差がついたことで一族は和音を次期後継者へと育成、雪音は離れで虐げられることになった。
そして和音は九尾の一族の花嫁となったことでさらに雪音は虐げられた。
そんな中、雪音にも変化が訪れる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 00:10:52
6713文字
会話率:40%