ある日ある時ある場所で、真ん丸い青年ガマと、元化物だった長身の女騎士――現ガマの保護者――マルの、GAMAの油をきっかけに始まった徒然な日常は、今日もGAMAの油で万事を解決していた。
「ガマ殿、怪我をされていますよ」⇒油を塗り塗り。
「
剣の切れ味が落ちてきました」⇒油を塗り塗り。
「これはしつこい汚れだ」⇒油を塗り塗り。
「くっ、この国の政治は腐敗している」⇒油を塗り塗り?
「私の中の暗黒神聖魔竜が!」⇒油を塗り塗り。
その世界でGAMAの油は、万能でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-27 21:00:00
15861文字
会話率:45%