「貴方、妻を殺す覚悟はあるの?」「君も、私を殺せるかい?」その契約は、王と女王の間に結ばれた。愛する人と、引き離される運命に抗うために、二人は奔走するが・・・。「大切なものは、第一に国であるべきだ。我々が、王であるならば。」ゆっくりと回りは
じめる運命の歯車は、二人を引き裂いていく。
これは「薔薇の系譜」シリーズの始まりの物語。さぁ、恋の願いが叶うサファイアを探して。※短編にするつもりが、長くなりました。先にシリーズの「赤と白の円舞」を読むことをおすすめします。ですが、このお話だけでもお楽しみ頂けると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-19 15:26:15
12182文字
会話率:47%