古代竜の呪いとも言い伝えられていた難病、竜髄症を発露した少女リテュエッタ。彼女は放浪の鉱石術士レルゼアと出会う。あまり感情の読み取れないこの男は、奇しくも同じ病に斃れた家族を追悼する旅の途中で、その疾患は直ぐに死ねず、やがて周囲に対してもそ
の痛苦を撒き散らしてしまうのだという。それを聞いた患う少女は、両親を失って2人だけで寄り添うように生きて来た姉のミレイユに知られないよう、「遠くに連れて行って」と厚かましくも願い出る。
当面だけという口約束の元、彼女の終わりへの旅が始まる。
※補足※ 他サイト(カクヨム)にも投稿しています。少し重たい文体となりますが、よろしければ最後までお読みいただけますと幸いです。それでもし気に入っていただけら嬉しい限りです。
非オムニバスのため順番にお読みください。2024内に完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 18:10:00
148194文字
会話率:37%