女のいざこざ 小説家になろう　作者検索

「スズキ」は路地裏で男女のいざこざを目撃してしまう。下卑た感情から事件の全貌も知らずに巻き込まれていく……。

「その顔やめてほしい。嫌いなんだよ」 　高校一年生になったばかりの月島凪（つきしまなぎ）は運悪く男女のいざこざに巻き込まれてしまう。 　そこで傷付いた凪に差し伸べられた手は、掴むことなく振り払われてしまった。 　容姿端麗、文武両道。そこから運動を少し引いたような美少女――水瀬音葉（みなせおとは）はそんな凪に良い印象は持てない。 「俺はあんたが嫌いだよ」 「私も嫌いです」 　二度と関わらないと思っていたのに、偶然にも“アザミ荘“で共に生活することになってしまった。 　お互い嫌っていたはずなのに、音葉の心は次第に凪に近付いていく。それを受け入れられない凪は気付かぬ振りをして知らんぷり。 　だが、一緒に過ごす時間はただのクラスメイトという関係を許さない。時には喧嘩し、時には笑い合い、気が付いたら互いに強く意識し合う。 　人を好きになった経験の無い二人は、不器用ながらも少しずつ歩いていく。 　心に影がある二人の恋の行方は――。折りたたむ>>続きをよむ

共に戦おうと決めた二人の女の子の戦いのこと。楽しいことはいっぱい。でもつらいこともある。親友なんだ。　サイト（http://www.geocities.jp/keiyo_u/clap/top.html）にも置いています。

女のいざこざとは、どうしてこんなにも醜くやるせないものなのだろう。