白鷺真白(しらさぎ ましろ)は、ある日突然“聖女”として異世界に召喚される。
王国は彼女に契約と従属を求めたが、真白は静かにそれを拒否した。
王国の為に祈らない彼女は“使えない”と判断され、森の奥地に追放される。
しかし、そこで目覚めたの
は“視る”力。
医療事務として誰かの痛みに寄り添ってきた過去を胸に、
真白はこの世界の理不尽と静かに向き合いながら、
世界を”視る”事から始めることにした。
これは、契約も祝福も拒んだ、元・聖女の静かな記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 08:03:10
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