何か叫びたいことはないかしら? そう考えたらありましたので、叫んでみました♪♪
最終更新:2023-12-27 10:54:20
3004文字
会話率:3%
【※自作品の転載、重複投稿です】
特定の事物に対して、強い執着と所有したい意志をもつことを「所有欲」という。いままで、本や食べ物に対してそのような気持ちを抱いたことはあっても、人に対して抱いたことは皆無であった。
しかしながら今、それが起
きているということは、現在俺は「恋」というものを初めて体験しているということになる。存外悪くはないが、胸の奥が平素、落ち着かないというのは真に難儀なことだ。
長い生を経て、数多の女と体を交え、三人の女と所帯を持ったがこのような気持ちになったことは一度もなかった。ということは今までの俺は惚れられたことはあっても、惚れたことは一度もなかったらしい。女に対して失礼にもほどがあるが、今は目の前にいる女が幸せであれば他の女の気持ちなど、どうでも良い。
人に対して常に平等、公平であれと教えられてきたが、どうしようもなく一人の女を依怙贔屓したい、と思っている。
今は、女のすべてが愛おしい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-09 14:21:01
1954文字
会話率:27%