人が死んだら雨が降る街―エチャーリクロプー
そこは死が管理されていた。
高く分厚い壁に囲まれた、貧富の激しい街。
そこに住んでいる、命泥棒と呼ばれる“不死身(ルオヴ)”の青年ネヴィ。
職はカジノのバーテンダー兼ディーラー。
そ
して政府に飼われる死にたがりの不死身。
そんな街に訪れたのは、
不死身を殺すことを生業とする“不死身殺し(ターボラ)”を志す少年チェシ。
彼らが出会い、関わりが生まれ、そして怪奇に立ち向かう。
“不死身(ルオヴ)”と“不死身殺し(ターボラ)”
そして付き纏うの国と異能のしがらみ。
“勝者(リチェーバ)”と“異獄者”
神話と近しい世界。“人”と“獣”の因果に、彼らは巻き込まれていく。
これは彼らの、日常ともいえる生活の一端を記した物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 01:16:25
1947文字
会話率:42%