高校一年の一年間で家族、親友合わせて大切な人を五人も失った少年は心に大きな傷を負ってしまった。
少年は高校二年へ進学するも二ヶ月経った今も一度も登校していない。引きこもりの生活をしているうちに“死んだら自分はどうなってしまうのか”を考え込む
ようになり、少年は死恐怖症〈タナトフォビア〉になってしまった。
そのような中いつものように眠りに就こうとしていたが、なかなか眠りに就けず閉じていた目を開けると何故か身に覚えのない森の中で横たわっていた。そして、死恐怖症〈タナトフォビア〉の少年が歩む物語が幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 00:00:00
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会話率:47%