小学校5年生の真中ようへいは、勉強も運動もできず、いつもびり。
でも、そんなようへいにも得意なことがあった。それはマジック。
転校生の辻本ロキは、ようへいと違って、勉強も運動も得意のイケメン。
でも、彼には深い悩みがあった。
それをマジック
で手助けしたようへいは、テストでびりでも自分に自信と誇りを持ち始めたのだった。
※霜月透子様、鈴木りん様主催「ひだまり童話館」お題「びりびりな話」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 12:00:00
7397文字
会話率:35%
ホワイトレイン王国には勇者クロウが居た。クロウはとても勇敢で強く、色々な魔法や武具を操る天才だった。彼に勝てる生物は存在しないとまで言われており、世界を物にしようとしていた魔王を倒し、平和をもぎ取ったのも彼だった。
だが、そんな彼にも弱
点があった。それは親を幼い頃に戦争で亡くしてから二人きりで育ってきた妹、アリスだった。アリスは色白で金髪の幼い少女で、どこに出しても恥ずかしくない可憐な少女だったが、性格に難ありでなんでも言ってしまう性格のせいで外の世界に馴染めず、引きこもりだった。だが、クロウはそれでも妹を大切に育てようと、どんなわがままを聞き、可愛がって育てた。
ある日、魔王の城を再度探索しろという王命により、クロウは旅立ってしまう。だが、クロウがアリスの元に帰る事は無かった。
兄が死んだと聞いた彼女は絶望し、家から一歩も出なくなるが、次第に勇者の妹という理由で、色々な勢力から命を狙われ出してしまう。
だが、そんな彼女は一人では無かった。彼女を守る者が居た。クロウの親友でパーティーの前衛を務めていた双剣の達人であり、様々な格闘スタイルの肉弾戦が得意なルシードだったが、性格は残酷残忍で、とんでもない卑怯者だった。
そんなアリスとルシードは、国や魔物から逃げながらクロウの居場所を探す旅に出た。
タイトル変えました。
「行方不明になった勇者が妹を託したのはクズ双剣使いだった」→「行方不明になった勇者が妹を託したのは残虐非道な双剣使いだった」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 15:36:28
27726文字
会話率:68%