あたし芹沢百歌は異能バトル物の異世界転生が大好き。
ある日気がついたら転生したていた。これで夢が叶ったと喜んだのも束の間、転生体の悪役令嬢の幽霊に憑りつかれていたの。その幽霊はあたしが元の世界に戻るには死の運命を回避して、皇子様と結ばれない
といけないなんて無理難題を吹っかけてきた。異能バトルがしたかったのに、待っていたのは悪役令嬢としてのお嬢様ライフ。意地悪な異母に、性根の腐った許嫁、確執がある弟に、危険な異母妹、呪われた執事に、元婚約者の皇子様。そしてそれらと因縁がある憑りついている悪役令嬢の霊。こんな複雑な人間模様に放り込まれた可哀そうなあたしは一体どうなっちゃうの~。
「嘘あらすじですわね!」
大体あってるでしょ。
「あっていませんわよ! これでは私が悪霊みたいではないですの!」
悪役霊嬢ってこと? はぁ、幽霊だけに寒いこと言わないでよ。
「言ってませんわよ! もう! あらすじは私が言いますわ! この物語はですわね。私の死の運命をモモカが回避し幸せになる」 というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:10:00
137116文字
会話率:45%
突如として世界中に現れたダンジョンゲート、そこには正に異界が広がっていた。
そこにある資源、財宝、人々は金を、名誉を求めてダンジョンゲートをくぐる。
クラス、ステータス、スキル等、ダンジョンで得た力を駆使して攻略する探索者たち。
探索者に
待ち受けるモンスター、引き裂かれる男女(法律上)
唸る機械音、見よ魔法の極致を、裸戦士の雄姿を!
乞うご期待
・・・大体あってる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-19 19:00:00
27498文字
会話率:8%
京都大学。それは東京大学に次ぐ、日本随一の頭脳が集まる知の殿堂である……というのは真っ赤なウソである。京都大学とは、ホモサピエンスになり損なった、眼鏡をかけたチンパンジー共が跳梁跋扈する、日本屈指の霊長類研究センターの別名である。
そしてそ
んな京都大学では現在、霊長類研究の第一人者である総長主導の下、人類になり損なったチンパンジーたちに強制進化を促し、マトモな人間を生み出すべく『京大生補完計画』なる恐るべき計画が実行されているのである。
※これは京大生である作者がフィクションを織り交ぜて京大を紹介するエッセイです。京大生が実はチンパンジーであると言う事以外は事実とは異なっている場合があります※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 00:03:57
2051文字
会話率:0%
東洋人が原因不明に激減した22世紀後半。
中でも東洋の島国――日本人の人口の激減は目を見張るものがあった。
原因不明の人口激減。終末論を騒ぎ立てられることも少なくない。調査に明け暮れた22世紀だったが全く成果はなく、23世紀という新時代に向
けて、まとまりのない政府が漸くまとまって日本に出した結論は『退化』であった。
「たかが2人、しかも1人は浮浪者だ。何を騒ぐ必要があるのやら」
大馬鹿者として名前だけ有名人になってしまった国守(くにもり)壱斗(いっと)は職にも就かず、転がり込んだ紬唄(つむぎうた)という甘味処で団子を貪り、瓦版を眺めてそうぼやいた。
紬唄は津賀家で切り盛りをしており、今のところ従業員は夫婦と2番目の娘のみ。
壱斗は従業員でもなんでもなく本当に転がり込んだだけだ。いや、一応名目上は用心棒だ。
毎日三食、客が残した団子やら商品に出せなくなった甘味をひたすら食べ、店の表で胡坐をかくだけ。
それは世に言う残飯処理だ。決して用心棒ではない。客たちは毎度毎度そう思いながら津賀家の大黒柱が丹精込めすぎて失敗したぜんざいを食べる壱斗を見守るのだ。
東洋人が原因不明に激減した22世紀後半。
中でも東洋の島国――日本人の人口の激減は目を見張るものがあった。
原因不明の人口激減。終末論を騒ぎ立てられることも少なくない。調査に明け暮れた22世紀だったが全く成果はなく、23世紀という新時代に向けて、まとまりのない政府が漸くまとまって日本に出した結論は『退化』であった。
便利すぎる位、進化した世界。退化を命じられた日本は江戸時代までの退化を行い、江戸国と呼ばれるようになった。
王政の江戸国。
五代目の王の犬になることを拒否した大馬鹿者は今日も居候先の甘味処で残飯処理をするのだ。
大馬鹿者がだんだん合法ロリの犬になっていく話です(大体あってる)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-14 11:56:48
724文字
会話率:0%