小さな街で生まれ育った優一とアキラと奏音は幼馴染で大の親友だった。
この街の大きな坂の向こうには巨大な塀と鉄の門がある。
門の向こうには限られた人たちが住む街がある。
どういう条件で、この門の向こう側に行けるかは『一般人』には分からない。
門の向こう側には何があり、誰が何をしているのか、どう生活をしているのか想像する事すらできなかった。
ある日突然、幼馴染の奏音は―魔法の国は本当にあるんだよ―と言い残し消えて行った。
居なくなって半年、優一の心はぽっかり穴が開いたまま。
そんな時にやってきたのは、自称『魔法使い』と名乗る幼い少女だった。
幼い少女は、人を石化する特殊な【マグ】と呼ばれる能力者だった。
まだ能力を自由自在に操れない少女は、マグの存在を知らない街で能力を暴走させてしまうのだった。
そんな時、優一は少女の暴走を無効化してしまう。
優一は【無効化のマグ】の持ち主だったのだ。
そして希有な【マグ】を持つことを国に認識された優一は門の向こう側―学園都市―に収容される。
―これで居なくなった幼馴染を探せる―
そう優一は思い喜びを胸に門の向こう側へと旅立つのだったが……。
※週1回更新(月or木)の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-12 22:44:12
2382文字
会話率:30%
平凡を求めた俺、しかし、そんな俺はとんでもなく面倒なヤツに出会ってしまった。俺は、不幸の坂道を見つけてしまったようだ
最終更新:2009-07-05 21:45:17
833文字
会話率:27%