(参考資料)http://icabinet365.blogspot.com/2017/01/blog-post.html
少年は自分の特質性に気が付かぬまま幼少期を過ごした。彼に兄弟はいなかったが、幼馴染には年の近い少女達がいたため、彼は彼
女らに混ざり姉妹として生きていた。
彼には両親もおらず、接する大人はみな若い女性のみであったため、彼はその事に何の疑問も持ちえなかった。
その生活に変化が起きたのは彼が十歳になったある日だ。事は彼の中に秘せられていたあるものが発芽した瞬間に始まった。
――それから余年。少年は現在、CodeKingの名の元に執り行われているとある事件に巻き込まれている。
この物語は、その一部始終を描いた「人類最後の年」の、記録資料である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-06 20:53:57
5957文字
会話率:16%