ある日を境に世界中から子供が産まれなくなった。どんな名医が手を施そうと、最新鋭の技術を駆使しようと、誰一人それに抗うことは出来なかった。人々は子供を産むことを次第に諦めるようになり、いつしかそれが当たり前になっていた。
そしてそのまま十数年
の月日が流れ、人類最後の世代の子供、通称『ラストチルドレン』が中等教育の卒業を迎えようとしていた。
時の流れが少しずつ世界からかつての景色を奪い去り、そしていずれは世界が終わることを約束されている。
だけど…それでも僕たちは青春をする。
少なくともエンターテイメント性を目的とした小説ではないので私が書いた小説の中ではおそらく一番つまらない小説。でも一番読んで欲しかったりする小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-27 05:54:35
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会話率:36%