“人狼”と呼ばれる、人間に擬態する化け物が山間の小さな村に現れました。
困った村人達は人狼容疑者の処刑という方法で反撃に打って出ます。
姿の見えない敵との終わりの見えない戦いは、多くの疑念と不和を生みました。
さて、今宵の演者は夜間外出禁止
令を破った心優しい少年と、とある事情から彼に恩義を感じている青年のお二方。
彼らは何を思い、どのような結末を迎えるのでしょうか。ぜひ、その目でお確かめくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 22:00:00
4595文字
会話率:29%
1978年初夏、テヘランの空は真っ青だ。まさにペルシャンブルーの空だ。抜けるように高い空に、雲ひとつない!!!
この素晴らしい青空の下で、パーラビ王朝は繁栄を誇っていたが、水面下で無理な近代化にともなう貧富格差の増大やイスラム教軽視の政治
への反発で、反政府・反国王運動のうねりが静かに始まっていた。このような時期に僕はペルシャ語(ファルシー)を学ぶとともに、将来のイランの政財界を指導する若きエリート達と親しい関係を作ることを目的とし2年間の予定でテヘラン大学に留学生として派遣されてきたのである。27歳、入籍をしたばかりの新婚の妻、愛子を日本に残しての単身留学である。
1978年7月から1979年2月にイラン革命が起きるまでの革命前夜のテヘランの町やイラン人の生活を留学生の目を通して綴って見ました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-05 15:25:20
24828文字
会話率:0%