―――「おはようゴロウ!これからキミはボクと一緒にゲームに侵された世界を救うんだ!」
目が覚めたら見知らぬ洞窟で、見知らぬキレイな青髪の美少女が電波ゆんゆんなお誘いをしてきた。
「ここは今流行りの異世界ってやつだよ!」
「俺は寝てただけ
で、怪しい儀式もトラックに轢かれてもいないんだけどここ異世界なの?」
「そう!ゴロウ目覚めてなかったからここまで連れてきた!」
堂々と誘拐宣言された……。
何もしてないのに異世界とか回避不可能にも程があるだろ……。
「ちなみに、ほかに勇者いるから俺はパーティから外れたり置いていかれたりとかは…?」
「ないヨ。ゴロウしかいないから安心してね!」
「ちがうねん。俺は置いていかれることに期待してたの!」
出会って5秒で半べそになっていた俺がいた……。
今までの平穏な世界はどこ…?ここ…?
―――拉致という名の異世界転移をさせられた18才の男子高校生である俺と、藍色の髪をもつ電波ゆんゆんなボクっ娘ヒロインが世界を相手に、その裏側にひそむ謎と悪意に立ち向かう物語。
主人公である「俺」が、ヒロインの残酷なまでの優しさに触れたとき、ヒロインを守るか、世界を守るかの選択を迫られる…!
※めっちゃ重そうなあらすじになりましたが、基本的には会話とツッコミで皆さまに笑ってもらえたら嬉しいなと願っております。笑いどころ多めにして、箸休めに楽しんでもらえればと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-19 22:15:31
20512文字
会話率:51%
『NPCのハインツさん』と呼ばれる冒険者が居た。彼は新人時代に先人から恩を受け、やがて努力を重ねて初心者サポートの道へと進んだ最高位の治癒師だ。
そんな彼に転機が訪れる。神々が強き冒険者たちに『転生して新たな世界を導け』と強制した。ハ
インツは必死に抵抗したが、目覚めると見知らぬ世界に居た。
その世界では人・獣人・竜人が冒険者のスキルや能力を用いて生存圏や資源を求めて争い、ハインツが夢見た冒険者からかけ離れた戦争を繰り広げていた。
彼は知識・経験・能力を隠し、あるいは使いながらゆっくりと動き出した。政治改革、外交交渉、技術革新、冒険者支援制度の設立、錬金術学校の創設、世界が変わっていく。まるで誰かが望んだかのように。
※各話タイトルの後ろにある★は、挿絵がある回です。★の数は差込枚数です。
PDF等でお読みになられる場合は、画像が表示されないようです。申し訳ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-26 21:01:26
1176461文字
会話率:33%