変温動物 小説家になろう　作者検索

　東京都のマンション地下3階にある『死神事務所』。 　そこには、かなり印象強めな社員が5人。 　頼れる女事務所長・上梨(かみなし)。 　怒りっぽいニコ中の中年・荻本(おぎもと)。 　常に青白く、変温動物化しているニコ中の成人男性・青柳(あおやなぎ)。 　テンション高めのギャル・愛璃(らぶりー)。 　生意気な中学生男子・暁(あかつき)。 　『死神事務所』というのは、決して比喩ではない。 　その名の通り、死神の仕事をする事務所だ。 　仕事内容は、至って簡単・・・とは言えない。 　幽霊を成仏させたり、死にたがりの人間の依頼を引き受けたり・・・。 　なんとも面倒な仕事内容である。 　そんなある日、暁に依頼が。 　なんと、依頼主は同年代のようで・・・??折りたたむ>>続きをよむ

私、前世は変温動物だったのかしら。

冬の蛾について語ってます。写真が出てくるので、苦手な人は注意です。

「完璧な人間なんて存在しない。」 主人公の周りで起こる数々の奇怪な出来事。それらの原因は、誰しもが抱える"欠けているもの"。 　この話に登場する者たちに何が欠けているか、どんな行動が最悪の事態に繋がってしまったか分かるでしょうか。 是非確かめてみて下さい。 折りたたむ>>続きをよむ

ある日、帰ってくると家の前で女の人が行き倒れていた。それが静司とお隣さんカナの出会い。ぬいぐるみだらけの部屋に暮らすカナは「あたし、変温動物なの」と笑う……。短編脚本。

　我が家には、妹が一人棲んでいる。 　一般的に妹とは、ヒト科に属する比較的小型の脊椎動物の一種で、兄の棲む家に棲息し、世界各地に分布している、雌しか存在しない、ごくありきたりな生き物だが、ウチの妹は少し変わっている。我が家に棲んでる妹――十和子は、外気によって体温を変動させる変温動物の妹だったからだ――。 　少し不思議な兄妹の日常を描くギャグ重点な短編。折りたたむ>>続きをよむ

あたたかくて冷たいものってなんなんだ。 数ヶ月前にぽんと浮かんだものを あまり深く考えずに流れに任せて書きました。 なのであまり深く考えずに読んでいただけると嬉しいです。

「人間ってさ、変温動物だよね」俺と同じ、『例外』の、変温しない恒温動物である清水はそう言った。けれど、恒温動物に、本気になれない人間に世界は変えられない。だけど変温したら――。そしたら世界は、もしかするともしかするのかもしれない。